事例紹介(復旧・実戦系)

更新後に不具合が出たとき、戻す前に確認すること。

WordPress本体・プラグインを更新して不具合が!でも大丈夫!

WordPress本体やプラグインの更新後に不具合が出たときの確認方法を紹介します。更新そのものが実行できない場合とは分けて、変更履歴とバックアップを確認してから対応します。

このページの対象と、操作前の確認

  • 古いバージョンへ戻す操作だけで解決したと判断しないでください。
  • 更新前後の違いを記録し、復元が必要か、ほかの原因がないかを確認します。
  • 元に戻す方法が分からない場合は、操作前に相談できます。
WEBさん
WEBさん

更新後に画面が崩れたり管理画面に入れなくなっても、ほぼ全てのケースは前のバージョンに戻せば応急処置できます。慌てずいきましょう。

※ 本記事は2022年当時の事例です。 現在の WordPress/PHP 環境では推奨手順が変わっている可能性があります。最新の対応方針は 復旧サービス または 窓口の使い分け から確認ください。
WordPress 本体やプラグインの更新通知を見て、「ぽちっ」と更新ボタンを押したら不具合が発生。

そんな経験はありませんか?

なんとか解決しようと試行錯誤するうち、状況がさらに悪化することも。今回はそうしたお悩み相談を解消した話です。

「WordPress 本体・プラグインを更新して不具合が!でも大丈夫!簡単にダウングレードして解決」する方法を紹介します。

※ 以下は Mac PC での作業ですが、Windows でも手順は同じです。

準備するもの

WordPress のダウングレードには、まず「FTP」ソフトが必要です。

有名で使いやすいのは「FileZilla」「TRANSMIT」「FFFTP」など。

・FileZilla:Windows / Mac 両対応、無料
・TRANSMIT:Mac のみ、有料 (多機能)
・FFFTP:Windows のみ、無料

FileZillaダウンロード(FileZilla 公式)

TRANSMITダウンロード

FFFTPダウンロード

まずは作業前にバックアップ

ダウングレードに失敗すると、バックアップがない場合は積み上げてきたものを失います。覚悟の上で 1 発勝負することになるため、必ず先にバックアップを取りましょう。

WordPress を丸ごとバックアップできる、簡単な方法を紹介しておきます。

All in One WP Migrationダウンロード

FTP で WordPress 本体をダウングレードする方法

まずは特定のファイルを削除します

FTP ソフトで WordPress の格納場所へ接続。次に、後述の「残すファイル」以外をすべて削除します (画像で青く選択されている部分を削除)。
FTP画面でファイル選択している画面
FTP画面でファイル選択している画面

絶対に消してはいけない「残すファイル」

下記 3 つは必ず残してください。消すと復帰できなくなります。

wp-content
.htaccess
.wp-config.php

任意の WordPress バージョンをアップロードします

まずは戻したい WordPress バージョンを用意します。

WordPress 新旧ダウンロードページダウンロード

↑のページからは、最新版から旧版まで全てのバージョンをダウンロードできます。

ダウンロードしたら、任意のバージョンを FTP ソフトでアップロードします。
FTPソフトでファイルをアップロード
FTPソフトでファイルをアップロード
このとき「wp-content」だけは外してアップロードします (画像参照)。

絶対に wp-content は入れないでください。

wp-content をアップロードしてしまうと、ウェブサイト (ブログなど) のデータが全て上書きされ、消失する大惨事になります。細心の注意を払ってください。

プラグインでダウングレードする方法

WordPress 本体のダウングレードは、プラグインでも可能です。

あわせて、プラグイン自体をダウングレードする方法も紹介します。

FTP ソフトでのダウングレードは一般的ですが、操作には用心が必要です。

操作を誤るとコンテンツを削除しかねません。

そこでここからは、誰でも簡単にダウングレードできるプラグインを紹介します。

WordPress 本体をダウングレード
「WP Downgrade | Specific Core Version」

管理画面から WordPress をダウングレードできるプラグインです。

このプラグインには次のメリットがあります。

・FTP ソフト不要で WordPress をダウングレードできる
・FTP の操作ミスによるコンテンツ消失リスクを避けられる
・簡単な操作で、任意バージョンへダウングレードできる

FTP 操作には個別の FTP パスワードが必要で、誤操作によりコンテンツを全削除するリスクがあります。

また、ダウングレード対象のバージョンも、WordPress 公式から zip をダウンロードし、FTP 経由でアップロードする手間が発生します。

このプラグインを使えば、これらのリスクと手間を一括で省けます。

WordPress 本体を更新して不具合が出た😱というときに、「数分前に戻れたらなぁ」という願望を叶えてくれる存在です。

WP Downgrade | Specific Core Version のインストールと使い方

WordPress の管理画面から、プラグインの新規追加で「WP Downgrade Specific Core Version」と検索するか、公式ディレクトリからダウンロードします。
管理画面>プラグイン>新規追加
管理画面>プラグイン>新規追加

公式ディレクトリからもダウンロードできます

有効化して、実際に試してみましょう。

使い方は至ってシンプル。

ここでは、2022 年 6 月 19 日リリースの WordPress 6.0 から 5.9.3 へダウングレードする手順を例に紹介します。

まず、有効化すると下記の箇所に「WP Downgrade」という項目が追加されます。
管理画面>設定>WP Downgrade
管理画面>設定>WP Downgrade
下記の画面で、赤枠の箇所を確認・入力し、最下部の「本体(コア)のアップ/ダウングレード」をクリックします。

「ダウンロード URL を編集」へのチェックは不要です。
WP Downgrade Option画面
WP Downgrade Option画面
自動的に下記の画面が表示されます。ここで「再インストール」をクリックします。
WordPressの更新画面
WordPressの更新画面
最後に WordPress 5.9.3 のダッシュボード画面が表示されれば OK です。

WordPress 自体がエラーで管理画面が表示できない場合
WordPress が「真っ白」や「エラー」で管理画面が開けないと、「WP Downgrade」ではダウングレードできません。

また、「WP Downgrade」でダウングレードしても、不具合が解消されないこともあります。

その場合は、冒頭で触れた「FTP ソフトを使ったダウングレード」を行ってください。管理画面が開かなくても実行できます。

プラグインをダウングレード
「WP Rollback」

プラグインを古いバージョンに戻せるプラグインです。どのバージョンにも戻せます。

機能は単純ですが、意外と使えます。

プラグイン更新が原因の不具合なら、サイト全体のバックアップ復元よりも手軽に解決できます。

もちろん「公式ディレクトリから古いバージョンをダウンロード → 現バージョンを削除 → 再度有効化」でも対応可能ですが、ワンタッチで戻せる方が手っ取り早いはずです。

テーマも古いバージョンに戻せますが、WordPress 公式のテーマ以外には使えません。

「WP Rollback」のインストール

WordPress の管理画面から、プラグインの新規追加で「WP Rollback」と検索するか、下記ボタンからダウンロードします。

「WP Rollback」の使い方

管理画面>プラグイン>新規追加
管理画面>プラグイン>新規追加

公式ディレクトリからもダウンロードできます。

有効化後、プラグイン一覧を確認してください。各プラグイン名の下に「Rollback」ボタンが表示されています。
「Rollback」というボタンが各プラグイン名の下に表示されます
「Rollback」というボタンが各プラグイン名の下に表示されます
あとは任意のバージョンを選んで「Rollback」を押すだけ。

ここでは、プラグイン「All-in-One WP Migration」を例に説明します。
「Rollback」ボタンをクリックして表示された画面
「Rollback」ボタンをクリックして表示された画面
大抵は 1 つ前のバージョンで解決します。不具合が発生したら、上から 2 つ目にチェックして「Rollback」を押してみましょう。

すると下記のような警告が表示されます。
警告画面
警告画面
バージョン変更による不具合やデータ破損には責任を負いかねない旨、ロールバック前の完全なバックアップを強く推奨する旨が記載されています。

サイト全体のバックアップが取れていれば、あまり気にせず実行して問題ありません。

「Rollback」を押すと下記の画面が表示されるので、クリックしてプラグインを更新します。

以下のように 1 つ前のバージョンのプラグインが有効化されていれば完了です。
ロールバックされました
ロールバックされました

まとめ

今回は FTP 経由で WordPress 本体をダウングレードする方法と、プラグインを使った本体・プラグインのダウングレード方法を紹介しました。

最新版に更新したら不具合が発生して困った!

そんなときに「WEB 先案内が元に戻す方法を説明していたな…」と思い出して、このブログに戻ってきていただけたら嬉しいです^^

不安だ🥺という方は、ご相談ください^^
WEBさん
WEBさん

戻したいプラグインがどれか特定できない、または戻しても直らない場合は、更新前後の差分を一緒に確認した方が早く出口に出られます。

状況に合った次の一歩を選ぶ

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