WP-CLIでプラグイン・テーマの状態を安全に確認する方法
更新したら急に真っ白になった、Fatal Errorが出た——。原因がプラグインなのかテーマなのか、まずは現状を「見る」ことから始めます。
この記事では、WP-CLIの読み取り専用コマンドで状態を確認し、原因の候補を絞り込みます。サイトの構成は変更しません。
この記事の立ち位置:「確認」と「変更」を分ける
この章で分かること: なぜ確認だけを先にやるのか、という安全の考え方です。
- 確認(list系)は読み取りのみで、サイトを変えません。安心して実行できます。
- 変更(停止・削除・更新)は影響が大きく、別の慎重な手順が必要です。本記事では扱いません。
WordPressの読み込み順とトラブルの関係
この章で分かること: どの部品がどの順で読み込まれるかが分かると、原因の当たりが付けやすくなります。
WordPressは、コア → must-use plugins → 通常プラグイン → テーマ、の順で読み込まれます。どこかでエラーが起きると、その先が表示されないことがあります。
プラグインの状態を確認する
この章で分かること: いま何が有効で、更新待ちが何か、を一覧で把握します(読み取りのみ)。
wp plugin list --status=active
wp plugin list --format=table
- active の一覧で「いま動いているプラグイン」が分かります。直前に更新・追加したものが原因候補です。
- 一覧の update 列で「更新待ち」も確認できます(更新の実行はここではしません)。
- must-use(mu-plugins)は通常の一覧と別枠です。次のコマンドでも確認できます。
wp plugin list --status=must-use
mu-plugins は管理画面から無効化できない特別なプラグインです。保守・運用で仕込まれていることがあり、原因切り分けでは存在を把握しておくと役立ちます。
テーマの状態を確認する
この章で分かること: どのテーマが有効か、親子テーマの構成かを確認します。
wp theme list
wp theme list --status=active
active のテーマが、不具合の起きているテーマかを確認します。子テーマを使っている場合は、親テーマ側の問題が表に出ることもあります。
確認に使うコマンドを早見表にまとめます。
[table “XX1” not found /]白画面・Fatal Error時の原因候補マップ
この章で分かること: 症状から、まずどの部品を疑うかの目安です。
[table “XX2” not found /]コアファイル自体の破損・改ざんが疑わしいときは「WP-CLIでWordPressコアファイルの破損・改ざんを確認する方法」を、URL/DB起因のときは「WP-CLIでURL設定とDB接続を確認する方法」をご覧ください。
停止・削除は「確認」の次の話
原因候補が見えても、本番でいきなりプラグインを停止・削除・更新するのは避けてください。表示が変わる・データが消えるなどの影響が出ることがあります。実際の停止や切り分けは、必ず事前バックアップのうえ、可能ならステージングやコピー環境で先に検証してから行います。
エラーの詳細を読む方法は「エラーログ解析でトラブルを即解決」も参考になります。
よくある質問(FAQ)
plugin list は本番で実行しても大丈夫ですか?
一覧表示(list)は読み取りのみで、サイトの状態を変更しません。停止・削除・更新を伴うコマンドとは性質が異なります。
どのプラグインが原因か、確認だけで断定できますか?
確認は原因の「候補」を絞るための材料です。断定には、ログ確認やステージングでの検証など追加の手順が必要です。
must-use plugins は何のためにありますか?
管理画面から無効化されては困る機能(保守・セキュリティ等)を常時有効にするための仕組みです。原因切り分けでは存在を把握しておくと混乱を避けられます。
まとめ
まずは「確認」から。一覧で状態を把握し、原因の候補を絞ってから、慎重に次の手へ。WP-CLIコマンドの全体像は「WP-CLI鉄板コマンド完全ガイド」を、コアファイルの確認は「コアファイルの破損・改ざん確認」をどうぞ。






